日本人は英語の発音もリスニングも苦手?
「日本人は英語が苦手だ!!」これは世間一般的によく言われていることなのですが、日本人である自分の感覚からすればそれは間違いではないと思っています。
当然日本人以外にも英語が苦手な民族は存在するだろうし英語が得意な民族も存在すると思うのですが、中学、高校と6年間まじめに英語を学習した私が英語がまったくできないということは、普段の生活や日本の英語教育に問題があるのかも知れないと思い、思い切って調べてみることにしました。
なぜ?と聞かれれば、自分が英語の学習をする際に日本人の弱点を知っていれば対策も練ることができますし、ただ漠然と英語を学習するよりは何倍も早く英語をマスターすることができると考えたからです。
ですのでこれからお話することや理論は、本屋さんで購入してきた本や、インターネット上に公開されている情報を自分なりに調べあげ、それを元に英語教材などで英会話を独学で学習した経験が元となっています。
私は言語学者でも脳科学者でもありません。
というか英語教師ですらありません。
すべては30代のおじさんが英語をマスターするために調べた記録です。
まずは自分が英語の何が苦手かを考えてみた
自分の英語力を知ることから始めてみました。
まずはBSの英語ニュースを聞き取ってみることにしたのですが残念ながらお経にしか聞こえませんでした。
へたをすればお経以下だったかもしれません。(お経って知ってる言葉も混ざっていますよね♪一応日本語だしね!)
全神経を英語に集中して聞き取ってみましたが知っている英単語はたまに聞き取れる程度で、全体的に早口で何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。
高校時代は少しサボったかもしれませんが、最低でも中学はまじめに英語の学習をしていたし成績も良かったのである程度の英単語や英文法は覚えているはずなので「さっぱり聞き取れない」という結果にがっかりしましたが、ニュースなので難しい言い回しや英単語があったのかも知れないのでもっとゆっくり話している英語にチャレンジしてみました。
ゆっくり話している英語といえば、政治家の演説や記者会見でしょう!!(英語の先生だと聞き取れるようなスピードで英語を話してくれるので英語が聞き取れていると勘違いしますし・・・)
ということでオバマ大統領の演説を聞き取ってみることにしました。
思ったとおりです!!ゆっくりしゃべっているし、大切なところは強調しているのでかなり聞き取りやすく感じました。
最初の一言二言は・・・・・
ですが
英語と日本語では語順が違うのでいちいち日本語に訳していると時間がなくなってしまい、こんなゆっくりな英語でも途中で分からなくなってしまいました。
実際には英語を日本語に訳すこと自体が間違いなのかもしれませんが、「この英語を日本語に訳しなさい」という学習方法が染み付いてしまっているので英語の語順を日本語の語順に並び替えて訳している自分がいます。
これを返り読みというそうなのですが、ほとんどの日本人がこのように「語順を日本語の語順に直して理解している」と思います。
とにかく
私は瞬間的に英語が理解できないので、英語のリスニングはできないに等しいという結果です。
知らない単語がでてきたり、ただ単に英語の発音がききとれなかったり、早口に聞こえてしまったりと理由は様々なのですが、とにかく英語はさっぱり聞き取れませんでした。
これが文章ならほとんど理解できるので、性格には「瞬発力が無い」というのが正確な言い方かもしれません。
また英語の発音ですが、日本人ができないと言われているLとRの発音に限らず、英語が聞き取れない私に良い発音ができるわけがありません。
横浜駅の外国人に話しかけて試してみましたが、思ったとおり何度も聞き返されたあげく最終的には嫌な顔をして立ち去られてしまいました。
通じた英語は、「こんにちは」と「出身はどこですか?」の2つだけ・・・・・だと思います。
異国の知らないおじさんに話しかけられて警戒していただけなのかもしれませんが、明らかに分からないというゼスチャーをしていました。
日本人の弱点は克服できる!!
まあ当時の実力はひどいものでしたが、結果から言うと30過ぎてからでも、何歳からでも英語の学習をすれば習得することが可能です。
習得なんて言ってしまうとちょっと大げさなのですが、最低でも英語圏の方とコミュニケーションをとることが可能になるレベルはだれにでも到達することができます。
そのためには日本人が英語を習得するための壁になる「日本人の弱点」もトレーニングで回復することが必要不可欠なのですが、英会話教材での「独学」でも十分に回復は可能だと感じました。
子供のころから英語圏にいる日本人は英語がぺらぺらなわけですから脳みそのつくりは関係ないでしょうし、全ては環境によるものだと考えれば納得がいきます。
日本人が英語が苦手な理由は脳科学により明らかに?
日本人が英語が苦手な理由を調べていくとその理由が脳科学が関係していることが判明しました。
と言うか、脳科学者が言っていることなのでそれが正解なのかは私には分かりませんが相当興味深い話です。
言語を覚えるということは全ては「脳みそ」の問題なので「脳のしくみ」について多少勉強しなければなりませんし、「脳科学なんてめんどくせー」と思いましたが「ふむふむ・・だから英語が聞き取れなかったのかー」など納得できる内容ばかりだったので、調べるのが楽しかったですし何より今後の英語学習に多大なる影響を与えることになりました。
弱点があるなら克服しない理由はありませんよね。
脳みそをどうすれば英語ができるようになるのかどうか?
私が調べたことや体験したことを1つずつ説明していきます。
日本語と英語では周波数帯が違うから聞き取れない!!
日本人が英語の勉強をする上で英語のリスニングが出来るようになることは、英語上達の第一歩だといわれているのですが、日本人には英語のリスニングを練習するうえで、致命的な弱点があります。
その答えは周波数に隠されています!!
日本語の周波数は125~1500ヘルツなのに対し英語の周波数は2000ヘルツ~12000ヘルツだといわれています。
それがどうしたんだ?
私もそう思いましたがこれが結構な問題です。
この英語の周波数(音域)2000ヘルツ~12000ヘルツは日本人には聞き取れないといわれています。
正確に言うと子どものころには聞き取れていたらしいのですが、年々日本語の周波数に慣れてしまい、年を重ねるごとに聞き取れなくなっていってしまったらしいのです。
私たち日本人は当然日本語を毎日聞きながら生活しています。
その日々の生活の中でどんどん日本語が上達していくわけですが、大人になっていくにつれ「日本語に無い音」つまり日本語の周波数帯である125~1500ヘルツ以外の言語は聞き取れなくても問題ないと脳みそが判断し、雑音として処理してしまうようになってしまいます。
これは9歳ごろを境に起こっているといわれており、教育の現場では「9歳の壁」と呼ばれているそうです。
この理屈から考えると当然9歳より前から英語の勉強をする必要があるわけですが、中学校から英語の勉強を始めるほとんどの日本人にはハンデがあることになります。
これが分かっていてどうして小学校1年から英語の学習を始めないのか?
日本の教育にも疑問を感じてしまいます。
そのような理由で日本人の大人が英語を学習する場合は英語リスニングのトレーニングをする前に、「英語の周波数が聞き取れるようになるトレーニングをする」ことが、日本人が英語を上達するために必要不可欠だといわれています。
もしあなたがプロゴルファーの石川遼選手のように若い年齢から英語の学習を始めたなら、このようなトレーニングは必要ないかもしれません。
個人差はあるようですが、本や情報を収集したサイトを総合すると「9歳~11歳」を超えると英語が聞き取りにくくなっていくようです。
ここまでの話ですと、英語は子供から始めないと聞き取れるようにならないような話になってしまっていますが実際はそうではありません。
私の愛読している脳科学の本によりますと、英語は何歳からはじめても話せるようになるとのことです。
私も英語の勉強を真剣に始めたのは35歳でしたが今では簡単な日常会話ぐらいは話すことができます。
残念ながら、大人になってから英語を始めても「英語を母国語と同じレベルで話すことは非常に難しい」といわれていますが、英語圏の人と会話(コミュニケーション)をするレベルまで習得することは可能だそうです。
ちょっと回りくどい言い方ですが、簡単にいうと「発音のなまり」は消えないけど、英語はしゃべれるというレベルまではいけるということです。
外国人タレントのアグネスチャンさんやデーブスペクターさんが長年日本にいても少しなまっていますよね!!
私はそんな感じだと勝手に納得しています。
でもモンゴル出身の力士はみなさん日本人なみの発音で流暢な日本語を話しているので頑張ればなんとかなるのかもしれませんね♪
それは謎なのですが、まあなまりが消えないからといって会話をするには何の問題も無いと思っています。
余計な話になってしまいましたが、英語の周波数帯を聞き取れるようなトレーニングするには、あなたが子どもの頃にもっていた能力を呼び覚ますだけですから、誰にでも可能なはずです。
英語が早口に聞こえる理由
英語のリスニングを始めて最初に感じる事といえば、「聞き取れない」ということだと思いますがその理由は「早口で何を言っているのか分からない」「その英単語(語彙)自体を知らない」「英語発音が聞き取れない」など大きく分けてこの3つぐらいだと思います。
単語や語彙を知らなければ覚えればいいわけですし、英語の発音に関しては周波数の問題でお話したとおりです。
今回は英語が早口に聞こえることについて追求していきましょう。
私は最初、英語が早口に聞こえるのは普段使っていない言語だからそう感じるのだと感覚的な問題だと思っていました。
ですが感覚的な問題というのは間違っていませんでしたが、英語が早口に聞こえる理由は1つ1つの単語に隠されていました。
この問題は私にとっては周波数の違いよりも苦労した問題なのですが、おそらく私達日本人がカタカナ英語になれてしまったのが原因だと考えています。
例えば
日本人が英語で「out」とを読む場合「ア・ウ・ト」と区切って読みますよね!!
これがカタカナ英語なのですが、この音の区切りを「音節」といいます。
日本語はほとんどの音に「母音」が付くので1文字ずつ区切って発音します。
つまり私達日本人は「out」は「ア/ウ/ト」と3音節に区切って読んでいます。
しかしネイティブはそんな区切り方をしません。
「out」は「ア/ウ/ト」ではなく「/アウト/」1音節として認識しています。
ネイティブが読むと発音は「アウッ」みたいな感覚でしょうか!!
これを日本人は3つに区切ると認識しているわけですから、3倍早く感じるのだと勝手に理解しています。
これが単語から語彙になり文章になればさらに早く聞こえてしまうのですから、まったく聞き取れる気がしないわけです。
私達日本人が横文字をすべてカタカナで表現する方法にドップリつかってしまった代償は相当大きい訳です。
ですが、これも克服することが可能です。
その方法は、毎日英語を聞いて英語のリズムに慣れることです。
英語を聞いていると気づくと思うのですが、最後の文字を発音しないなどの法則というか日本語との違いがありますのでそれに慣れるしかありません。
文章であらわすのはちょっと難しいのですが、例えば「ハ・ン・ド・メ・イ・ド」をネイティブが読むと「ヘンメイ」みたいな感じなんですよね!!
この違いを克服するのに私はかなり苦労しましたが、カタカナ英語とネイティブの英語を比較しながら毎日聞いていれば自然に克服することができます。
学校で教わった「日本語訳に直しなさい」は間違いだった???
英語の授業で「この英文を日本語に訳しなさい」と先生に言われたのを覚えていますか?
教科書の英文を読まされ、その後に日本語訳を考え先生に答える!!
この学習方法が間違っているとは言いませんが、語順は英語の語順から日本語の語順に直して答えますよね!!
例えば
He has blue eyes.
日本語の語順に直して訳すと・・・「彼は青い目をしています」
文法が違うのでこうなってしまうわけですが、これを返り読みと言うそうです。
でもネイティブの人はこんな訳し方はしません・・・
「彼は持っている青い目を」ネイティブはこのように英語の語順のまま理解しますよね。
私達はこの「返り読み」が染み付いてしまっているので英文を理解するのにタイムラグがしょうじます。
これを直すには「英語を英語として理解する」ことが大切なので「英語は日本語には訳せないもの」英語は英語、日本語は日本語と割り切ってしまうことが必要です。
そうすれば英語を語順どおりに理解することができるようになってきます。
これは世の中に出回っている英語リスニング教材でも、洋楽のCDでも洋画でも何でもいいので常に英語の語順で理解するくせをつけるように意識すれば自然と身についていきます。
返り読みをしないように「意識する」私はこれがポイントだと思っています。
後は繰り返し行うだけです。
日本語にない発音は上手に発音できない
日本人の弱点として有名なのが、日本人はLとRの発音ができないというものです。
自分でLとRの発音をしてみると・・・・確かに苦手です。
ネイティブには相当おかしな発音に聞こえていることでしょう。
もしかしたらネイティブには聞き取れていないかもしれません。
これは私達の声帯や脳みそに問題があるわけでは無く、日本語にLとRの発音が無いからだと言われています。
日本語がペラペラな韓国人が「千円」を「しぇんえん」と言っているのを何回か聴いたことがあるのですが、これも同じで韓国には「ザジズゼゾ」の発音が無いのだそうです。
まあ何が言いたいのかというと、英語ネイティブに近い発音をマスターするには脳にその発音を覚えさせなければいけません。
その方法は結構簡単です。
私達の脳みそは耳から入ってきた音が「口」、「舌」、「あご」、「声帯」、などで「以前に口で作った事があるかどうか?」を照合して言語なのかどうか?を判別しているのだそうです。
ですので、正しい発音の英語を口でしゃべって、その発音を脳に覚えさせればいいわけです。
「正しい発音」というのがなかなか難しいのですが、綺麗な英語を聞いて「まね」をするしかありません。
もしあなたのそばにネイティブがいるなら、綺麗な発音になるまで発音を直してもらってください。
それができない環境ならはやり自分なりに真似をするしかありません。
最近は格安のオンライン英会話スクールもありますので、そういうものを利用してもいいかもしれません。
理論を文章にするとこのように回りくどい説明になってしまうのですが、要するに「口」、「舌」、「あご」、「声帯」をうまく調節してネイティブに近い発音を繰り返し行えば自然に脳みそが覚えてくれるわけです。